1,実行ファイルEX4やソースファイルmq4を渡している?
自動売買EAを提供する場合、実行ファイルEX4の提供が主流です。中にはソースファイルmq4の場合もあります。作者にとっては実行ファイルEX4を渡すことも多少抵抗があります。開発者にとって、ソースファイルmq4渡しなんぞは論外ですね。しかし、EX4販売会社や仲介会社はソースファイルmq4を要求します。何でですかね?
EX4販売会社や仲介会社への提供はそのルールがあるので、提供する場合は仕方ありません。その以外で自動売買EAを提供する場合、実行ファイルEX4の提供以外にはコピートレードという選択肢があります。今回はその方法についてお話します。
2,コピートレードとは
ここではMT4での自動売買EAのコピートレードに一旦限定します。
MT4上で動いている自動売買EAをインターネット経由で別な端末のMT4上で同じ取引をさせることを言います。 図で表すとこんな感じ。
一旦、配信情報がサーバーに行き、そこから指定のクライアントPCへ配信されるイメージです。クライアント側で用意することは、稼働するMT4のみなので、いいですね。
3,実際にやってみた
実際に試してみました。Forex Copier というアプリでやってみました。ホスト用のremoteアプリとクライアント用のremoteアプリが提供されています。
ホスト側
ホスト側のMT4が稼働しているPCにホスト用のアプリをインストールした画面が以下、ダッシュボードって感じです。Alex_Reciver というクライアントを追加後の画面です。
有効期限を設定でき、緑丸が点灯しているとオンライン状態です。いいですね。またビューを押すとコピーした詳細データを閲覧できます。以下の画面です。
クライアント登録する画面はこれ。
このパスワードをクライアントと共有することでリンクします。
では、クライアント側は
クライアント側
クライアント用のアプリをインストールすると、以下の画面が出ます。 自分のMT4を宣言します。プルダウンの選択なので本当に楽です。
そして、選択が終わり保存すると、クライアントのダッシュボード画面になります。クライアントのアプリをインストールだけで、自動でMT4にそれ用のチャートが生成されます。
この画面のオプションタブから、ロット数など設定できます。Buysell反転モードもありました(笑)。有効期限も緑字で表示されています、親切です。真ん中の”シグナルの受信を停止する”をクリックすればコピー配信が停止されます。凄く直感的に触れます。
4,実際触ってみての感触
なかなか良いです。ほしい機能はすべて実装されています。気になるのはコピーがゆえの時間差ですよね。この時間差で、オリジナルトレードを再現できるの?と思いますよね。私の感触だと、利益差でオリジナルと比べ9割程度ぐらい。データは日本国内を回っている状態で。これが、別な国とかだと不利になるでしょう。スキャやデートレードのスタイル、PCの環境、サーバーロケーションとの物理的距離、といろいろ要因はあるかと思います。しかし、私はよほどのスキャでなければ、十分使えると判断します。
今回、使用したサーバーは日本にあります。日本以外にはドイツにあります。自分に近い方を選びます。このアプリ開発はドイツだそうです。remoteクライアントアプリのTeamviewerもドイツでした。ドイツ製のユーザーインターフェースはなかなか簡単でいいですね。
5,まとめ
実行ファイルex4が人の手に渡る場合、当然リバースエンジニアリングの課題がついて回ります。今回はリバースエンジニアリング防止の一つのオプションとしてコピートレードtoolを実際にインストールし使用し、わかったことを書いてきました。このコピートレード十分ありですね。以上、実際に登録してわかったことでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント